
スイスのチョコレートはなぜ有名?なぜおいしいの?
スイスのチョコレートは本当においしいです。日本に帰国した際に、スーパーで売っているチョコレートを食べて、全然違う味がしたのに驚きました。スイスに来た際には、是非ともチョコレートを食べて下さい!スイスのスーパーで普通に売っているチョコレートもとてもおいしいので、お土産にもおすすめです。
チョコレートの「原材料の質」へのこだわり
スイスのチョコレートブランドの多くは、世界中から厳選された最高品質のカカオ豆を使用しています。風味豊かなカカオ豆が、おいしい理由の一つです。
更に、スイスは、ミルクチョコレート発祥の地です。当時、薬剤師であったアンリ・ネスレ(ネスレの創業者)が粉乳を開発したものを、ショコラティエが固形のミルクチョコレートとして販売したのがはじまりです。スイスはアルプスのハイジでもおなじみの「牛」のイメージが強くありますが、牛乳・バターなどの乳製品が新鮮でおいしく、品質が高いです。実は、ミルクチョコレートだけでなく、ホワイトチョコレートもミルクの濃厚な味わいでとてもおいしいので、試してみて下さい!
チョコレートの「歴史ある職人技術と品質」へのこだわり
スイスのチョコレート製造は18世紀から続く長い歴史と伝統があり、技術の高いチョコレート職人が多くいます。トリュフやプラリネの技術は世界的に評価されています。また、スイスの大手チョコレートブランドは品質に対して厳格な生産管理を行い、常に一定の味を実現するための研究開発も進んでいるので、スーパーで売られているチョコレートも非常にレベルが高いです。
チョコレートの「新しいイノベーション」へのこだわり
スイスのチョコレートブランドは常に新しいアイデアとフレーバーを開発し、チョコレートの世界でイノベーターとしての地位を確立しています。種類がとても多く、見たことのない種類のチョコレートが路面店のお店だけではなく、スーパーにも並んでいます。また、国際的なチョコレートコンクールで数多くの賞を受賞し、世界中で愛されています。スイス・チョコレートのおすすめ「路面店舗で買えるブランド」を紹介!
スイスに訪れた際には路面店の高級ショコラティエへ是非足を運んでください!保存料が入っておらず、賞味期限が短いものもありますが、現地でしか味わえないのでおいしさがあります。ショコラティエは、こんな小さいのに、この値段…!?となかなかのお値段がしますが、1、2個だけなど、少量を注文するのも大丈夫ですよ。レダラッハ(Läderach)

スイスの多くの地域で見かけます。大きな板チョコの割り売りのフレッシュチョコレート(FrischSchoggi)が有名です。その他にもトリュフやプラリネ、ミニムース、チョコでコーティングされたポップコーン、ビーガン向けなど種類豊富です。
詳しくはこちらで紹介しています↓
>>スイス人気チョコレート専門店「レダラッハ(Läderach)」
シュプルングリー(Sprüngli)
チューリッヒを拠点とする老舗ブランド。ラグジュアリーなトリュフやプラリネが有名ですが、マカロン、クッキー、季節限定品などもあり、常に新しい味わいが楽しめます。テウシャー(Teuscher)
最も有名なのは、シャンパントリュフです。ドン・ペリニョンのシャンパンで香りづけされたクリームを中心に、ダークチョコレートのガナッシュで包んだ上にさらにミルクチョコレートでコーティングしています。繊細でエレガントなチョコレートです。アウア・ショコラティエ(Auer Chocolatier)
1939年から続くジュネーブにある有名なショコラティエです。旧市街の大通り沿いにあるので、アクセスしやすいです。地元の季節の食材を取り入れたチョコレートもあり、12月上旬に行くと、ジュネーブの「エスカラード」というお祭りに向けて、スープ鍋の形をしたコルドゥロン(cauldron)が並びます。ちなみに、その時期はジュネーブ中のショコラティエがコルドゥロンを店頭に並べて販売しています。 また、カフェも併設(ドアが別なのでちょっと分かりにくいかも)されているので、チョコレートと一緒にコーヒーを飲んで、旅の休憩にぴったり!マックス・ショコラティエ(Max Chocolatier)
ルツェルンに2009年にオープンしたお店です。ナチュラルな原材料に強いこだわりをもち、持続可能なチョコレートづくりを実現するために、カカオ豆の調達において、カカオ農家とのフェアなパートナーシップを築いています。スイス・チョコレートのおすすめ「スーパーで買えるブランド」を紹介!
こちらは小さめのスーパーのチョコレート売場の写真ですが、1列全てチョコレート!板チョコがメインで本当に種類が豊富ですね。

リンツ(Lindt)
最も有名なスイスのチョコレートブランド。丸い形のトリュフチョコレート「リンドール」が代表的です。日本や世界中で購入でき、空港でよく見かけます。チューリッヒにチョコレート工場があり、工場見学ツアーでは製造のプロセスを見たり、製造の裏側を知ることができます。![]() |
リンツの板チョコ |
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リンツのリンドール。丸型だけではなくスティックタイプもあります。 |
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リンツのキルシュバトン。チョコレートの中にサクランボのリキュールが入っています。 ※アルコール入り |
カイエ(Cailler)
1819年創立のスイス最古のチョコレートブランド。1929年にネスレに買収されているので、実は本体はネスレなのですが、スイス国外ではあまりみかけないブランドです。 アソートセットが売られているので、お土産にぴったりです。 また、メゾン・カイエ(Maison Callier)という工場が、ベルンとジュネーブの間にあり、チョコレートの歴史と製造について学ぶことができます。ショコラ・フレイ(Chocolat Frey)
ミグロ(Migros)というスーパーに置いています。ハロウィン、クリスマス、イースターなどのイベントに合わせた季節限定品も多くあり、その時しか買えないとても可愛いチョコレートを発見してみて下さい。トブラローネ(Toblerone)
三角の形で有名なチョコレートで、ハチミツとアーモンドヌガーが入っているのが特徴です。4つの種類(ミルクチョコレート、ダークチョコレート、ホワイトチョコレート、アーモンド入り)があります。私は、ホワイトチョコレートが一番好きです。 ただ、こちらのブランドは以前にアメリカの会社モンデリーズに買収され、最近は製造の一部をスイスから国外へ移すというニュースがありました。味が変わらないことを祈ります。
ネスレ(Nestlé)
日本でもおなじみのネスレですが、本社はスイスにあります。スイスでもキットカットやクランチなどさまざまな種類があり、日本のキットカットとちょっと味が違うので食べ比べてみても面白いかも。キットカットの種類においては、正直日本の方が多い気がします。日本のキットカット抹茶味は海外では珍しいので、逆に海外の人へのお土産に持って行ってもいいかもしれないですね。ハルバ(Halba)
スーパーマーケットのコープ(Coop)のプライベートブランドです。比較的安い価格ですが、結構おいしいです。工場はスイスにあります。上で紹介したブランドは日本や他の国でも購入できたりしますが、逆に、こういった地元のスーパーのプライベートブランドはスイスでしか買えないレアなチョコレートなのでおすすめです。